当ブログでは力士名など敬称略で表記しております。ご了承ください。
2024年(令和6年)最初の本場所である大相撲一月場所(初場所)が終了しました。
横綱照ノ富士(てるのふじ)が土俵に復帰、初日に小結以上の役力士が全員揃って始まった今場所。
幕内は横綱照ノ富士(てるのふじ)が優勝決定戦を制して9度目の優勝!
また、序二段で優勝決定戦が行われました。
こちらの記事では、2024年(令和6年)大相撲一月場所(初場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
十二日目を終えた時点での成績優秀力士をこちらの記事でチェックしてから、優勝争いがどのように展開されたのか確認するのもおすすめです。

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2024年(令和6年)大相撲一月場所(初場所)各段優勝力士
まずは、各段の優勝力士をまとめます。
幕内
優勝:東横綱照ノ富士(てるのふじ)
幕内は十四日目を終えた時点で
12勝2敗:東横綱照ノ富士(てるのふじ)、東関脇琴ノ若(ことのわか)
11勝3敗:東大関霧島(きりしま)
の3人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽は照ノ富士と霧島、琴ノ若は東前頭四枚目翔猿(とびざる)との取組が組まれ、
- 照ノ富士と琴ノ若が勝てば2人による優勝決定戦
- 照ノ富士と琴ノ若の勝敗が分かれれば勝った力士が優勝
- 霧島が勝ち琴ノ若が敗れれば3人による優勝決定巴戦
という状況に。
千秋楽の取組結果は
照ノ富士と琴ノ若が勝ったため、2人による優勝決定戦
となりました。
優勝決定戦は、照ノ富士が琴ノ若を寄り切りで下し、9度目の幕内優勝を決めました。
横綱は強かった!
自身が目標としている「幕内優勝10回」にリーチをかけた照ノ富士。
ひと場所でも早くその目標を達成してほしいですね。
十両
優勝:東十両十枚目尊富士(たけるふじ)
十両は東十両十枚目尊富士(たけるふじ)が十四日目に優勝を決めました。
新十両力士の優勝は2022年(令和4年)秋場所の栃武蔵(とちむさし)以来。
常に前に出るという強い気持ちが好成績、そして優勝の要因だとインタビューで話していました。
「怪我をしなければ自ずと結果はついてくる」の言葉どおり、怪我をすることなくどんどん番付をかけ上がっていってほしいです。
幕下
優勝:西幕下筆頭若隆景(わかたかかげ)
幕下は西幕下筆頭若隆景(わかたかかげ)が十三日目に優勝を決めました。
膝の怪我で幕下に番付を下げた幕内優勝経験者の若隆景、復帰2場所めで幕下優勝を果たし、来場所の十両復帰が確実視されています。
優勝インタビューでは家族はじめまわりで支えてくれた人々に感謝の気持ちを話していました。
来場所は若隆景の大銀杏姿を十五日間見られます。
活躍が楽しみです!
三段目
優勝:西三段目二十六枚目藤青雲(ふじせいうん)
三段目は西三段目二十六枚目藤青雲(ふじせいうん)が十三日目に優勝を決めました。
怪我で番付を下げている十両経験者の藤青雲、怪我からの復帰場所で見事全勝。
「怪我をしないように」という心がけで相撲を取っていたと優勝インタビューで話していました。
来場所、幕下でも怪我なく相撲を取ってほしいですし、できたら優勝争いにも絡んでくれたらいいなと思っています。
序二段
優勝:東序二段十枚目安青錦(あおにしき)、西序二段七十四枚目千代大光(ちよたいこう)
序二段は十三日目を終えた時点で東序二段十枚目安青錦(あおにしき)、西序二段七十四枚目千代大光(ちよたいこう)の2人が7戦全勝でならび、千秋楽に優勝決定戦が行われました。
優勝決定戦は、安青錦が立ち合いからの速攻相撲で千代大光を寄り切りで下し、先場所に続く各段優勝を決めました。
インタビューでは「優勝決定戦は緊張したけれど、自分の相撲に集中した」と話し、怪我せず幕下上位を目指したいと語った安青錦。
幕下上位目指して、前に出る相撲を磨いてがんばってほしいです。
序ノ口
優勝:西序ノ口十五枚目安響(あんひびき)
序ノ口は西序ノ口十五枚目安響(あんひびき)が十三日目に優勝を決めました。
三段目格付出資格を蹴って、前相撲からスタートした安響。
何番か取組を見ましたが、他の力士とは少し力の差があるなと感じました。
間違いなく将来が期待される力士。
来場所も全勝目指してがんばってほしいです。
2024年(令和6年)大相撲一月場所(初場所)三賞受賞力士
続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
殊勲賞
殊勲賞:東前頭筆頭若元春(わかもとはる)
優勝した力士や横綱・大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、東前頭筆頭若元春(わかもとはる)が受賞。
東関脇琴ノ若(ことのわか)が「優勝すれば」という条件つきでしたが、優勝できなかったため受賞ならず。
敢闘賞
敢闘賞:西前頭十五枚目大の里(おおのさと)
文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は、西前頭十五枚目大の里(おおのさと)が初受賞。
東前頭十七枚目島津海(しまづうみ)が「今日勝てば」という条件つきでしたが、取組で敗れたため受賞ならず。
島津海は新入幕の会見で「技能賞を取りたい」と話していたので、来場所は技能賞がもらえるようにがんばってほしいです
技能賞
技能賞:東関脇琴ノ若(ことのわか)
優れた技能を発揮した力士に与えられる技能賞は、東関脇琴ノ若(ことのわか)が初受賞。
優勝決定戦の直後だったこともあり、インタビューでは終始曇りがちな表情でした。
来場所はぜひとも明るい表情を見せてほしいですね。
さいごに
こちらの記事では、2024年(令和6年)大相撲一月場所(初場所)各段優勝力士と三賞受賞力士についてまとめました。
優勝力士
- 幕内:東横綱照ノ富士(てるのふじ)
- 十両:東十両十枚目尊富士(たけるふじ)
- 幕下:西幕下筆頭若隆景(わかたかかげ)
- 三段目:西三段目二十六枚目藤青雲(ふじせいうん)
- 序二段:東序二段十枚目安青錦(あおにしき)
- 序ノ口:西序ノ口十五枚目安響(あんひびき)
三賞受賞力士
- 殊勲賞:東前頭筆頭若元春(わかもとはる)
- 敢闘賞:西前頭十五枚目大の里(おおのさと)
- 技能賞:東関脇琴ノ若(ことのわか)
怪我やインフルエンザによる休場力士が増える中、横綱が貫禄を見せて幕内優勝を飾りました。
若隆景と藤青雲の復活優勝も嬉しいし、尊富士、安青錦、安響と若手力士の優勝もまた嬉しい。
来場所はまたひとつ新たな歴史の1ページが刻まれることが予想されます。
来場所も盛り上がる取組がたくさんあることを期待しましょう。
今場所も力士の皆さん、裏方の皆さん、スタッフの皆さん、そして大相撲ファンの皆さんお疲れさまでした!
三月場所(春場所)もともに大相撲観戦楽しみましょう!
2024年(令和6年)の大相撲スケジュール、まとめています。
