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2025年(令和7年)大相撲十一月場所(九州場所)が終わりました。
幕内は東関脇安青錦(あおにしき)が優勝決定戦を制して初優勝!
安青錦 新大 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
また、序二段で同部屋力士による優勝決定戦が行われました。
こちらの記事では、2025年(令和7年)大相撲十一月場所(九州場所)、各段優勝力士と三賞受賞力士についてまとめます。
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2025年(令和7年)大相撲十一月場所(九州場所)各段優勝力士
まずは2025年(令和7年)大相撲十一月場所(九州場所)各段の優勝力士をまとめます。
幕内
優勝:東関脇安青錦(あおにしき)
幕内は十四日目を終えた時点で
11勝3敗:東横綱大の里(おおのさと)、西横綱豊昇龍(ほうしょうりゅう)、東関脇安青錦(あおにしき)
の3人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽は大の里と豊昇龍、安青錦は東大関琴櫻(ことざくら)との取組が組まれたため、
- 安青錦が勝てば大の里と豊昇龍の勝者と優勝決定戦
- 安青錦が敗れれば大の里と豊昇龍の勝者が優勝
という展開に。
さぁどうなるかな?とワクワクしていたところ、千秋楽になって横綱大の里の休場が発表されました。
これにより豊昇龍の不戦勝が確定したため、千秋楽の展開は
- 安青錦が勝てば豊昇龍と優勝決定戦
- 安青錦が敗れれば豊昇龍が優勝
と変わりました。
結果は安青錦が勝って優勝決定戦が行われ、91回目となった優勝決定戦は安青錦が豊昇龍を送り投げで破り初優勝!
所要14場所での幕内初優勝は史上2位のスピード記録(付出除く)、21歳8ヶ月での初優勝は3位の年少記録(年6場所制になってから)、新関脇の優勝は史上4人目、と記録づくしの優勝となりました。
自分らしい低い相撲を心がけて、優勝決定戦は悔いのないように取ることを考えていたと優勝インタビューで語っていた安青錦は、場所後の大関昇進が濃厚です。
入幕してから5場所連続で2桁勝利をあげており、その記録の更新も期待されています。
十両
優勝:西十両十三枚目藤凌駕(ふじりょうが)
十両は十四日目を終えた時点で
12勝2敗:西十両十三枚目藤凌駕(ふじりょうが)
11勝3敗:西十両四枚目朝乃山(あさのやま)、東十両五枚目羽出山(はつやま)
の3人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽は藤凌駕と羽出山、朝乃山は東十両十二枚目北の若(きたのわか)との取組が組まれたため、
- 藤凌駕が勝てば優勝
- 藤凌駕が敗れ、朝乃山が勝てば3人による優勝決定巴戦
- 藤凌駕が敗れ、朝乃山も敗れれば藤凌駕と羽出山による優勝決定戦
という展開に。
結果は藤凌駕が羽出山に勝ち、優勝を決めました。
2場所連続で新十両力士が優勝!
プレッシャーが増える中1日1日切り替えて挑み、現地で観戦したご両親の前で優勝を決めた藤凌駕。
見事な新十両優勝です。
十両上位の番付となる来場所に向けて、通用するように稽古に精進したいと優勝インタビューで語っていました。
愛知県出身の幕内力士復活の日は、そう遠くないようです。
幕下
優勝:西幕下十五枚目一意(かずま)
幕下は西幕下十五枚目一意(かずま)が十三日目に優勝を決めました。
一意 虎風 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
今場所優勝できた要因として「引かずに前に出ることを意識していて、それが相撲に出て良かった」と優勝インタビューで語っていた一意は、来場所の十両昇進が濃厚です。
この先も一番一番集中して、前に出る相撲を目指していきたいとのこと。
来場所、新十両として場所を盛り上げてくれることを期待しています!
夏場所で復帰してからまだ1度しか負けていない…強い!
三段目
優勝:東三段目三十一枚目可貴(かき)
三段目は東三段目三十一枚目可貴(かき)が十三日目に優勝を決めました。
可貴 秀太 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
四つで組み止めて前に出るという自分の相撲を取り切ることを意識していたと優勝インタビューで語っていた可貴。
来場所は幕下昇進が濃厚です。
一番でも多く勝つことが目標とのこと、来場所も優勝目指してがんばってほしい力士です。
序ノ口から3場所連続で優勝中。4場所連続優勝なるか?
序二段
優勝:西序二段四十五枚目竜鳳(りゅうほう)
序二段は西序二段十二枚目鶴英山(かくえいざん)、西序二段四十五枚目竜鳳(りゅうほう)の2人が十三日目を終えた時点で7戦全勝。
鶴英山 秀誠 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
竜鳳 和真 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
同部屋の2人による優勝決定戦が千秋楽に行われました。
結果はすくい投げで竜鳳が兄弟子の鶴英山を破り、初めての各段優勝を決めました。
先場所序ノ口で1敗したことがとても悔しかったので、今場所は自分の相撲を取って優勝したかったとインタビューで語っていた竜鳳。
今は押し相撲を磨いていて、目標は師匠である第71代横綱鶴竜の音羽山親方とのこと。
ひとつずつ上がっていきたいとの言葉通り、順調に番付を上げていってほしいです。
序ノ口
優勝:東序ノ口二十一枚目豪正龍(ごうせいりゅう)
序ノ口は東序ノ口二十一枚目豪正龍(ごうせいりゅう)が十三日目に優勝を決めました。
豪正龍 長平 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
膝の怪我で番付を下げている豪正龍、復帰の場所を優勝で飾りました。
前に出る相撲ができて良かった、弟弟子や高校の後輩の活躍が励みになっていると優勝インタビューで語っていた豪正龍。
活躍している弟弟子や高校の後輩に早く追いつきたい、とのこと。
追いつけ追い越せでどんどん番付をかけ上がっていってほしいです!
2025年(令和7年)大相撲十一月場所(九州場所)三賞受賞力士
続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
殊勲賞
殊勲賞:東関脇安青錦(あおにしき)
優勝した力士や横綱・大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、東関脇安青錦(あおにしき)が初めての受賞。
優勝すればという条件つきの中、見事初優勝を決めて受賞が決まりました。
敢闘賞
敢闘賞:東前頭二枚目霧島(きりしま)、東前頭八枚目一山本(いちやまもと)
文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は、東前頭二枚目霧島(きりしま)、東前頭八枚目一山本(いちやまもと)の2人が受賞。
霧島は3度目、一山本は2度目の受賞だよ
2人とも今日勝てばという条件つきだったところ、取組で勝って敢闘賞を受賞しました。
技能賞
技能賞:東関脇安青錦(あおにしき)、東前頭五枚目義ノ富士(よしのふじ)
優れた技能を発揮した力士に与えられる技能賞は、東関脇安青錦(あおにしき)、東前頭五枚目義ノ富士(よしのふじ)の2人が受賞。
安青錦は3場所連続3度目、義ノ富士は2度目の受賞だよ
さいごに
こちらの記事では、2025年(令和7年)大相撲十一月場所(九州場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめました。
優勝力士
- 幕内:東関脇安青錦(あおにしき)
- 十両:西十両十三枚目藤凌駕(ふじりょうが)
- 幕下:西幕下十五枚目一意(かずま)
- 三段目:東三段目三十一枚目可貴(かき)
- 序二段:西序二段四十五枚目竜鳳(りゅうほう)
- 序ノ口:東序ノ口二十一枚目豪正龍(ごうせいりゅう)
三賞受賞力士
- 殊勲賞:東関脇安青錦(あおにしき)
- 敢闘賞:東前頭二枚目霧島(きりしま)、東前頭八枚目一山本(いちやまもと)
- 技能賞:東関脇安青錦(あおにしき)、東前頭五枚目義ノ富士(よしのふじ)
今場所も盛り上がる取組が多く、取組を観ながら叫んで喉が痛くなる日がいつも以上に多かったと記憶しています。
1年納めの場所に相応しい、素晴らしい場所になったのではないでしょうか。
気が早いですが、来場所も盛り上がる取組がたくさん観られることを期待して、終わりにしたいと思います。
力士の皆さん、裏方の皆さん、関係者の皆さん、そして大相撲ファンの皆さん、今場所もお疲れさまでした!
また来場所お会いしましょう!
2025年(令和7年)大相撲スケジュール、まとめています。





