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2025年(令和7年)大相撲九月場所(秋場所)が終わりました。
幕内は横綱同士による優勝決定戦が行われ、東横綱大の里(おおのさと)が西横綱豊昇龍(ほうしょうりゅう)を寄り倒しで下し、横綱としては初、通算5度目の優勝!
こちらの記事では、2025年(令和7年)大相撲九月場所(秋場所)、各段優勝力士と三賞受賞力士についてまとめます。
十二日目を終えた時点での成績優秀力士まとめはこちら

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2025年(令和7年)大相撲九月場所(秋場所)各段優勝力士
まずは2025年(令和7年)大相撲九月場所(秋場所)各段の優勝力士をまとめます。
幕内
優勝:東横綱大の里(おおのさと)
幕内は十四日目を終えた時点で
13勝1敗:東横綱大の里(おおのさと)
12勝2敗:西横綱豊昇龍(ほうしょうりゅう)
の2人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽は2横綱による取組が組まれたため、
- 大の里が勝てば優勝
- 豊昇龍が勝てば2人による優勝決定戦
という展開に。
結果は豊昇龍が勝って横綱同士としては実に16年ぶりとなる優勝決定戦が行われ、冒頭で記載したように優勝決定戦は大の里が制し、横綱としては初、通算5度目の優勝を決めました。
十両
優勝:西十両十一枚目朝白龍(あさはくりゅう)
十両は十四日目を終えた時点で
12勝2敗:西十両十一枚目朝白龍(あさはくりゅう)
11勝3敗:西十両三枚目錦富士(にしきふじ)、西十両十三枚目朝乃山(あさのやま)
の3人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽は朝白龍と錦富士、朝乃山は別の力士との取組が組まれたため、
- 朝白龍が勝てば優勝
- 朝白龍が敗れ、朝乃山が勝てば3人による優勝決定巴戦
- 朝白龍、朝乃山ともに敗れれば朝白龍と錦富士による優勝決定戦
という展開に。
結果は朝白龍が勝ち、今年初場所の現・幕内草野(くさの)以来となる新十両優勝を決めました。
先場所の幕下優勝、そして今場所は新十両優勝。
新十両で優勝できたことは「むちゃくちゃ嬉しい」とインタビューで話していました。
白星を重ねられる要因を聞かれ、自分の相撲が取れるような日々の稽古が間違っていなかったと真面目な一面を見せてくれた朝白龍。
来場所もひとつでも多く白星を重ねてほしいです。
幕下
優勝:東幕下二十枚目島津海(しまづうみ)
幕下は東幕下二十枚目島津海(しまづうみ)が十三日目に優勝を決めました。
島津海 空 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
幕内経験者の島津海は、膝の怪我の影響で番付を下げています。
今場所は自分から攻めていることが7戦全勝の要因だとインタビューで語っていました。
怪我をして番付を下げたのち関取に復帰している力士たちから勇気をもらっており、自分も這い上がってそういう存在になりたい、来場所は関取復帰を決めたいとのこと。
ご当所となる来場所で、ぜひ関取復帰を決めてほしいです。
三段目
優勝:東三段目二十六枚目一意(かずま)
三段目は東三段目二十六枚目一意(かずま)が十三日目に優勝を決めました。
一意 虎風 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
膝の怪我により番付を下げている一意、膝の状態は日に日によくなっているとのこと。
今後について聞かれたところ、今までやってきたことを信じてこれからも頑張っていきたいと話していました。
自己最高位(西幕下四十九枚目)更新が確実な来場所、勢いそのままに連勝を続けてほしいです。
序二段
優勝:西序二段四十四枚目可貴(かき)
序二段は十三日目を終えた時点で7戦全勝としていた西序二段四十四枚目可貴(かき)、西序二段九十九枚目寺尾松(てらおしょう)の2人による優勝決定戦が千秋楽に行われました。
優勝決定戦は、可貴が寺尾松を上手投げで下し優勝。
先場所の序ノ口優勝に続き2場所連続で各段優勝となりました。
可貴 秀太 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
優勝決定戦の一番を「緊張で雑な相撲になってしまった」と振り返った可貴。
ただ、優勝が決まった瞬間は、多くのお客さんから拍手をもらえて嬉しかったと素直な気持ちを語ってくれました。
来場所、三段目で3場所連続優勝の期待がかかります。
序ノ口
優勝:東序ノ口二十四枚目龍葉山(たつばやま)
序ノ口は東序ノ口二十四枚目龍葉山(たつばやま)が十三日目に優勝を決めました。
龍葉山 高志 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
番付に名前が載った最初の場所を優勝で飾った龍葉山。
右四つで馬力がある前に出る相撲を磨いており、ゆくゆくはいちばん上で相撲を取りたいと力強い言葉をインタビューで発していました。
どんどん番付をかけ上がっていってほしいですね。
2025年(令和7年)大相撲九月場所(秋場所)三賞受賞力士
続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
殊勲賞
殊勲賞:東前頭二枚目伯桜鵬(はくおうほう)
優勝した力士や横綱・大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、東前頭二枚目伯桜鵬(はくおうほう)が初めての受賞。
「今日勝てば」という条件付きの中、今日の取組で勝ったため受賞が決まりました。
西小結安青錦(あおにしき)が「豊昇龍が優勝したら」という条件付きだったけど、大の里が優勝したので受賞ならず。
敢闘賞
敢闘賞:東前頭七枚目隆の勝(たかのしょう)
文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は、東前頭七枚目隆の勝(たかのしょう)が5度目の受賞。
通算6度目の三賞受賞!
技能賞
技能賞:西小結安青錦(あおにしき)
優れた技能を発揮した力士に与えられる技能賞は、西小結安青錦(あおにしき)が2度目の受賞。
新入幕から4場所連続で三賞受賞、素晴らしい!
さいごに
こちらの記事では、2025年(令和7年)大相撲九月場所(秋場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめました。
優勝力士
- 幕内:東横綱大の里(おおのさと)
- 十両:西十両十一枚目朝白龍(あさはくりゅう)
- 幕下:東幕下二十枚目島津海(しまづうみ)
- 三段目:東三段目二十六枚目一意(かずま)
- 序二段:西序二段四十四枚目可貴(かき)
- 序ノ口:東序ノ口二十四枚目龍葉山(たつばやま)
三賞受賞力士
- 殊勲賞:東前頭二枚目伯桜鵬(はくおうほう)
- 敢闘賞:東前頭七枚目隆の勝(たかのしょう)
- 技能賞:西小結安青錦(あおにしき)
16年ぶりとなる横綱同士による優勝決定戦、しかも物言いがつくほどの接戦で最後の最後まで大盛り上がりだった今場所。
十両も幕下以下も熱戦が多く、仕事後に取組をチェックする日は幕内の取組を翌朝にせざるを得ないほど。
来場所もこのように熱戦が多くなることを期待して、この記事を締めたいと思います。
最後になりますが、今場所も力士の皆さん、関係者の皆さん、そして大相撲ファンの皆さんお疲れさまでした!
また来場所もよろしくお願いします。
2025年(令和7年)大相撲スケジュール、まとめています。
