三月場所(春場所)

幕内は東前頭十七枚目尊富士が110年ぶりの新入幕優勝!2024年(令和6年)大相撲三月場所(春場所)各段優勝力士と三賞受賞力士まとめ

春場所各段優勝力士
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当ブログでは力士名など敬称略で表記しております。ご了承ください。

2024年(令和6年)大相撲三月場所(春場所)が終わりました。

日本相撲協会公式サイト

荒れる春場所と呼ばれるとおり、大いに荒れた2024年(令和6年)の春場所、幕内は新入幕力士である東前頭十七枚目尊富士(たけるふじ)が初優勝!

110年ぶりの新入幕優勝に加え、所要10場所での史上最速優勝と記録づくめの優勝となりました。

また、序二段で優勝決定戦が行われました。

こちらの記事では、2024年(令和6年)大相撲三月場所(春場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。

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2024年(令和6年)大相撲三月場所(春場所)各段優勝力士

まずは、各段の優勝力士をまとめます。

幕内

優勝:東前頭十七枚目尊富士(たけるふじ)

幕内は十四日目を終えた時点で

12勝2敗:東前頭十七枚目尊富士(たけるふじ)

11勝3敗:西前頭五枚目大の里(おおのさと)

の2人に優勝の可能性が残されていました。

千秋楽は尊富士は西前頭六枚目豪ノ山(ごうのやま)と、大の里は西大関豊昇龍(ほうしょうりゅう)との取組が組まれ、

  1. 先に相撲を取る尊富士が勝つ、もしくは2人とも敗れれば尊富士の優勝
  2. 尊富士が敗れ、大の里が勝てば2人による優勝決定戦

という状況に。

千秋楽の取組結果は

尊富士が豪ノ山に勝ったため、尊富士の優勝

となりました。

十四日目の朝乃山との取組で右足首を怪我してしまった尊富士。

出場すら危ぶまれる状況でしたが、「自分自身で優勝を勝ち取りたかった」との思いで土俵に上がり、見事自らの手で優勝を勝ち取りました。

新入幕で迎えた十五日間を「濃い十五日間だった」と話し、お母さまや師匠に感謝の気持ちを伝えた尊富士。

記録づくめの優勝、おめでとうございます!

十両

優勝:西十両二枚目水戸龍(みとりゅう)

十両は十四日目を終えた時点で

11勝3敗:西十両二枚目水戸龍(みとりゅう)

10勝4敗:西十両四枚目欧勝馬(おうしょうま)、西十両七枚目大翔鵬(だいしょうほう)

の3人に優勝の可能性が残されていました。

千秋楽は3人それぞれ別の力士との取組が組まれたため、

  1. 水戸龍が勝つ、もしくは3人とも敗れれば水戸龍の優勝
  2. 水戸龍が敗れ、かつ欧勝馬と大翔鵬のどちらかもしくは2人が勝てば優勝決定戦(3人の場合は優勝決定巴戦)

という状況に。

千秋楽の取組の結果は①水戸龍が勝ったため、水戸龍の優勝が決まりました。

インタビューでは場所前いい稽古ができていたと話していました。

来場所は幕内力士として土俵に上がる水戸龍。

勝ち越して、幕内定着を狙ってほしいです。

幕下

優勝:西幕下十三枚目風賢央(かぜけんおう)

幕下は西幕下十三枚目風賢央(かぜけんおう)が十三日目に優勝を決めました。

風賢央の力士紹介(押尾川部屋ホームページより)

十五枚目以内で全勝優勝を決め、来場所の関取昇進を確実にした風賢央。

突き押し相撲をさらに磨いていきたいとインタビューで答えていました。

来場所、関取としてたくさん暴れてほしいです。

三段目

優勝:西三段目三枚目長村(ながむら)

三段目は西三段目三枚目長村(ながむら)が十三日目に優勝を決めました。

先場所、初幕下で負け越し跳ね返された長村。

ひと場所で幕下復帰を決めました。

インタビューでは同学年の力士の活躍が刺激になっていると話していました。

ひと場所でも早く追いつけるように、がんばってほしいです。

序二段

優勝:東序二段四十七枚目栃丸(とちまる)

序二段は東序二段六枚目龍王(りゅうおう)、東序二段四十七枚目栃丸(とちまる)の2人が十三日目を終えて7戦全勝。

千秋楽に、2人による優勝決定戦が行われました。

幕下上位経験者である龍王と、関取経験者である栃丸による優勝決定戦は、栃丸が龍王をはたき込みで破り、自身2度目の各段優勝を決めました。

こんつま

栃丸は8年前に幕下優勝の経験があるよ

膝の怪我で番付を下げている栃丸、状態はだいぶよくなってきたとインタビューで話していました。

もう一度上に上がるために手術をしたので、しっかり治して、たくさん稽古をして自分の武器を磨いていきたいと語っていた栃丸。

ひと場所でも早く関取復帰を果たせるようにがんばってほしいです。

序ノ口

優勝:西序ノ口三枚目千代大牙(ちよおおが)

序ノ口は西序ノ口三枚目千代大牙(ちよおおが)が十三日目に優勝を決めました。

膝の怪我で番付を下げている幕下経験者の千代大牙。

回復の状況はまだ50%程度だけど、どうしてもご当地である今場所で復帰したかったとインタビューで話していました。

少しずつ状態を戻していって、以前のように幕下で暴れまくってほしい力士です。

もちろん、その先の番付へ上がることも期待しています。

2024年(令和6年)大相撲三月場所(春場所)三賞受賞力士

続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。

殊勲賞

殊勲賞:東前頭十七枚目尊富士(たけるふじ)

優勝した力士や横綱・大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、優勝した東前頭十七枚目尊富士(たけるふじ)が初受賞。

こんつま

大の里と尊富士のうち優勝した力士が受賞と事前に発表され、優勝した尊富士が受賞したよ

敢闘賞

敢闘賞:西前頭五枚目大の里(おおのさと)、東前頭十七枚目尊富士(たけるふじ)

文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は、西前頭五枚目大の里(おおのさと)、東前頭十七枚目尊富士(たけるふじ)の2人が受賞。

こんつま

大の里は先場所に続き2度目、尊富士は初受賞だよ

技能賞

技能賞:西前頭五枚目大の里(おおのさと)、東前頭十七枚目尊富士(たけるふじ)

優れた技能を発揮した力士に与えられる技能賞は、西前頭五枚目大の里(おおのさと)、東前頭十七枚目尊富士(たけるふじ)が受賞。

こんつま

ともに初受賞だよ

場所を盛り上げた2人が三賞を独占!

3つすべての賞を受賞するのは2000年(平成12年)十一月場所(九州場所)の琴光喜以来24年ぶり、6人目です。

こんつま

新入幕力士が三賞すべて受賞するのは51年ぶり!

さいごに

こちらの記事では、2024年(令和6年)大相撲三月場所(春場所)各段優勝力士と三賞受賞力士についてまとめました。

優勝力士

  • 幕内:東前頭十七枚目尊富士(たけるふじ)
  • 十両:西十両二枚目水戸龍(みとりゅう)
  • 幕下:西幕下十三枚目風賢央(かぜけんおう)
  • 三段目:西三段目三枚目長村(ながむら)
  • 序二段:東序二段四十七枚目栃丸(とちまる)
  • 序ノ口:西序ノ口三枚目千代大牙(ちよおおが)

三賞受賞力士

  • 殊勲賞:東前頭十七枚目尊富士(たけるふじ)
  • 敢闘賞:西前頭五枚目大の里(おおのさと)、東前頭十七枚目尊富士(たけるふじ)
  • 技能賞:西前頭五枚目大の里(おおのさと)、東前頭十七枚目尊富士(たけるふじ)

荒れる春場所の名のとおり、横綱・大関が二日目で全員黒星を喫し、新入幕の尊富士が新入幕連勝記録に並んだ上優勝争いの先頭をひた走り、入幕2場所めの大の里が追い、千秋楽にはこの2人のみに優勝の可能性が残されるという、誰も予想しなかったであろう展開となりました。

観ている側としてはとてもおもしろかったです!毎日ワクワクしていました。

来場所もドキドキワクワクする十五日間を期待しています。

最後になりましたが、今場所も力士の皆さま、裏方の皆さま、関係者の皆さま、そして大相撲ファンの皆さま、お疲れ様でした!

五月場所(夏場所)も大相撲めいっぱい楽しみましょう!

3/31(日)の伊勢神宮奉納から春巡業が始まります。

参戦される方は楽しんでくださいね♪

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こんつま
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子供の頃から大相撲が好きな兼業主婦。2015年から国技館での観戦をスタートさせ、2017年からは地方場所や巡業へも足を運んでいます。 2024年も本場所現地観戦!場所中は大相撲最優先の生活。推し力士がどんどん増えていっています。