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2025年(令和7年)大相撲七月場所(名古屋場所)が終わりました。
近年にはない大混戦となった今場所、幕内は東前頭十五枚目琴勝峰(ことしょうほう)が初優勝!
また、序二段と序ノ口で優勝決定戦が行われました。
こちらの記事では、2025年(令和7年)大相撲七月場所(名古屋場所)、各段優勝力士と三賞受賞力士についてまとめます。
十二日目を終えた時点での成績優秀力士まとめはこちら

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2025年(令和7年)大相撲七月場所(名古屋場所)各段優勝力士
まずは2025年(令和7年)大相撲七月場所(名古屋場所)各段の優勝力士をまとめます。
幕内
優勝:東前頭十五枚目琴勝峰(ことしょうほう)
幕内は十四日目を終えた時点で
12勝2敗:東前頭十五枚目琴勝峰(ことしょうほう)
11勝3敗:東前頭筆頭安青錦(あおにしき)、東前頭十四枚目草野(くさの)
の3人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽は2敗の琴勝峰と3敗の安青錦が直接対決、草野は西小結高安(たかやす)との取組が組まれたため、
- 琴勝峰が勝てば琴勝峰の優勝
- 安青錦と草野が勝てば3人による優勝決定巴戦
- 安青錦が勝ち、草野が敗れれば安青錦と琴勝峰による優勝決定戦
という展開に。
結果は琴勝峰が勝ち、初優勝が決まりました。
令和5年一月場所(初場所)で優勝争いを千秋楽まで争った経験を活かし、今日は力みすぎないことを心がけていたと優勝インタビューで語っていた琴勝峰。
優勝がかかった一番は、立ち合いのあと無意識で体が動いていたと振り返り、また、15日間取りきることができてほっとしているとも話していました。
さらに上の番付を見据えて相撲を取りたいとも話していたので、まずは三役目指して来場所白星を並べてほしいです。
十両
優勝:西十両十一枚目三田(みた)
十両は十四日目を終えた時点で
11勝3敗:西十両十一枚目三田(みた)
10勝4敗:西十両六枚目大青山(だいせいざん)、東十両十四枚目荒篤山(こうとくざん)
の3人に優勝の可能性が残されていました。
千秋楽はそれぞれ別の力士との取組が組まれたため、
- 三田が勝てば三田の優勝
- 三田が敗れ、大青山と荒篤山がともに勝てば3人による優勝決定巴戦
- 三田が敗れ、大青山と荒篤山のどちらかが勝てば2人による優勝決定戦
- 3人とも敗れれば三田の優勝
という展開に。
結果は3人とも敗れたため、三田の優勝が決まりました。
三田 大生 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト
「勝って優勝したかったので悔しいが、優勝が決まったときは嬉しかった」と正直な気持ちをインタビューで語ってくれた三田。
新十両だった先場所は勝ち越しを決めたあと休場したため、自身初めて15日間相撲を取ったことについて聞かれた際は「怪我なく取れて良かった」と安堵の表情を見せていました。
幕内昇進を狙える番付での相撲となる来場所は、10勝以上、そして優勝を目指してがんばると話していたので、有言実行を期待しています。
幕下
優勝:東幕下三枚目朝白龍(あさはくりゅう)
幕下は東幕下三枚目朝白龍(あさはくりゅう)が十三日目に優勝を決めました。
今場所は前に出て組む相撲が取れたことが優勝できた要因とインタビューで振り返っていた朝白龍。
同じ飛行機に乗って来日した東横綱豊昇龍(ほうしょうりゅう)、東小結欧勝馬(おうしょうま)が幕内で活躍していることについて刺激になっており、「早く追いついて同じところで戦いたい」と意気込んでいました。
十両昇進が確実な来場所では「勝ち越してもっと上を目指してがんばりたい」と話していた朝白龍。
ひと場所でも早く入幕を果たしてくれることを期待しています!
三段目
優勝:西三段目四十二枚目小林(こばやし)
三段目は西三段目四十二枚目小林(こばやし)が十三日目に優勝を決めました。
今場所は押しが出ていい相撲を取れたとインタビューで振り返っていた小林。
高校でチームメイトだった西前頭十四枚目藤ノ川(ふじのかわ)については「思いきり前に出ろ」と前日に言葉をもらっていたこと、いつも励みになっていることを話していました。
来場所は初めて幕下力士として土俵に上がります。
前に出ることだけを考えて相撲を取っていくと話していたので、ぜひ前に出る相撲で勝ち越しを目指してほしいです。
序二段
優勝:西序二段九十八枚目豪乃若(ごうのわか)
序二段は西序二段五十七枚目立王尚(たつおうしょう)、西序二段九十八枚目豪乃若(ごうのわか)の2人が7戦全勝で並んでおり、千秋楽に2人による優勝決定戦が行われました。
取り直しとなった優勝決定戦を制したのは豪乃若。
復帰場所を優勝で飾りました。
立ち合い強くあたろうと思っていたと優勝決定戦についてインタビューで振り返った豪乃若。
大勢のお客さんの前での相撲は楽しかったそうです。
高校でチームメイトだった西前頭十四枚目藤ノ川(ふじのかわ)について聞かれたときは「(先を越されて)悔しい、早く追いつきたい」と話し、「来場所も優勝したい」と決意を語ってくれました。
三段目優勝した小林とともに幕内で活躍してくれることを期待しています。
序ノ口
優勝:東序ノ口二十一枚目可貴(かき)
序ノ口は東序ノ口三枚目許田(きょだ)、西序ノ口二十枚目藪ヶ崎(やぶがさき)、東序ノ口二十一枚目可貴(かき)が6勝1敗で並んでおり、千秋楽に3人による優勝決定巴戦が行われました。
連続して2勝した力士が優勝となる優勝決定巴戦の結果は以下のとおり。

3人のうち最後に土俵に上がった可貴が連勝とし、序ノ口優勝を決めました。
優勝決定巴戦では自分の相撲を取り切ることだけを考えていたとインタビューで話していた可貴。
大勢のお客さんの前での相撲は、緊張していて覚えていないけど気持ちよかったそうです。
「応援していただけるような力士」を目指している可貴、自分の相撲を磨いて番付をかけ上がってほしいです。
2025年(令和7年)大相撲七月場所(名古屋場所)三賞受賞力士
続いて、横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめます。
殊勲賞
殊勲賞:西前頭四枚目玉鷲(たまわし)、東前頭十五枚目琴勝峰(ことしょうほう)
優勝した力士や横綱・大関に勝った力士に与えられる殊勲賞は、西前頭四枚目玉鷲(たまわし)、東前頭十五枚目琴勝峰(ことしょうほう)の2人が受賞。
玉鷲は3度目、琴勝峰は初めての殊勲賞受賞だよ
玉鷲は条件なし、あと1人は幕内で優勝争いに最後まで名を連ねた東前頭筆頭安青錦(あおにしき)、東前頭十四枚目草野(くさの)、東前頭十五枚目琴勝峰(ことしょうほう)のうち優勝した力士が受賞するという条件がついていました。
敢闘賞
敢闘賞:東前頭十四枚目草野(くさの)、西前頭十四枚目藤ノ川(ふじのかわ)、東前頭十五枚目琴勝峰(ことしょうほう)
文字通り敢闘した力士に与えられる敢闘賞は、東前頭十四枚目草野(くさの)、西前頭十四枚目藤ノ川(ふじのかわ)、東前頭十五枚目琴勝峰(ことしょうほう)の3人が受賞。
琴勝峰は2度目、草野と藤ノ川は初めての敢闘賞受賞だよ
藤ノ川は「今日勝てば」という条件がついていた中、取組で勝ち敢闘賞を受賞しました。
技能賞
技能賞:東前頭筆頭安青錦(あおにしき)、東前頭十四枚目草野(くさの)
優れた技能を発揮した力士に与えられる技能賞は、東前頭筆頭安青錦(あおにしき)、東前頭十四枚目草野(くさの)の2人が受賞。
2人とも初めての技能賞受賞だよ
さいごに
こちらの記事では、2025年(令和7年)大相撲七月場所(名古屋場所)、各段の優勝力士と横綱・大関以外の成績優秀な幕内力士に送られる三賞を受賞した力士をまとめました。
優勝力士
- 幕内:東前頭十五枚目琴勝峰(ことしょうほう)
- 十両:西十両十一枚目三田(みた)
- 幕下:東幕下三枚目朝白龍(あさはくりゅう)
- 三段目:西三段目四十二枚目小林(こばやし)
- 序二段:西序二段九十八枚目豪乃若(ごうのわか)
- 序ノ口:東序ノ口二十一枚目可貴(かき)
三賞受賞力士
- 殊勲賞:西前頭四枚目玉鷲(たまわし)、東前頭十五枚目琴勝峰(ことしょうほう)
- 敢闘賞:東前頭十四枚目草野(くさの)、西前頭十四枚目藤ノ川(ふじのかわ)、東前頭十五枚目琴勝峰(ことしょうほう)
- 技能賞:東前頭筆頭安青錦(あおにしき)、東前頭十四枚目草野(くさの)
新しい会場、IGアリーナで行われた2025年(令和7年)大相撲七月場所(名古屋場所)は、平幕力士が大活躍する場所となりました。
特に十日目以降は毎日優勝を争う力士たちの取組が楽しみすぎてわくわくが止まらない日々を過ごしました!
横綱が圧倒的に強い場所もいいけど、こうして平幕力士が上位力士を破って優勝争いを繰り広げる場所も観ていて楽しいですね。
来場所も本場所が盛り上がることを期待して、記事を終わらせたいと思います。
今場所も皆さんお疲れさまでした!
2025年(令和7年)大相撲スケジュール、まとめています。
